シークレット・スーパースターの作品情報・感想・評価

上映館(5館)

「シークレット・スーパースター」に投稿された感想・評価

アメブロを更新しました。 『「シークレット・スーパースター」母と娘の生きる道を音楽が見つけてくれる。感動ドラマでした。インド映画、良い作品作ってるなぁ。』 https://t.co/t4vFpHBzoQ?amp=1
mito

mitoの感想・評価

4.0
今年128本目。
歌手になる事を夢見る少女が厳格な父親と衝突しながらも夢を追いかける。

「きっと、うまくいく」や「pk」等もそうだが、昨今のインド映画は国内の社会的問題を提起する事が多いけど、この作品は正にインドに生まれた女性の運命について語られる。

インドで女性に生まれるどうなるか…、
完全なる男性優位社会で結婚も親が決め、学問にも触れられず、最悪識字能力すらない。
そんな社会に疑問を呈する内容になっている。

また、
現代的思考、つまり女性でも夢を追いかけ、社会に積極的に介入する事を望む主人公インシアと、
古典的思考、夫に歯向かえず、自分を抑圧し、家族に奉仕する母親が、
立場的にだけでなく、思想的に対立構造にあるのも面白い。

相変わらずの上映時間だけに、ダレるところはとことんダレるが、ラスト10分は圧倒的パワーで涙腺を刺激してくる。

あと、アーミル・カーンは他作品以上に顔芸担当に徹している(笑)
まりこ

まりこの感想・評価

3.9
わたしはインド映画の人情モノに弱いらしく、ダバダバと号泣してしまった。
裏切らない展開。
恒河

恒河の感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

インドではきっと普通の家庭の母と娘、それぞれの戦いの物語。
厳しい家庭環境で、歌手への夢を諦められずもがく娘。小さな町で燻る才能がインターネットを通して有名プロデューサーの目に留まりプロデビュー、というところまでは出来すぎたありがちサクセスストーリー。
娘を支える母親の姿が深く印象に残る。一見現状維持を望む、風習や周りにのまれる弱い人物に見えるが、本作における女性の革命はすべて彼女が起こしているといっても過言ではない。すべての行動(離婚を拒むことも含め)の判断基準は娘の幸せ。クライマックスで大きな決断をする葛藤は想像を超えるものだろう。

娘の出生は息子に比べて喜ばれない。女には学もスキルもなく、結婚相手を自由に選べず、結婚後は家庭を守る存在で、離婚しても自力で生きていくことは難しい。外側から頭ごなしに良し悪しを語ることはできないけれど、本作やダンガルのような映画で新しい風が吹いて夢を持つ女性が増えるといいなと思う。

インドの社会問題をエンターテイメントとしてみせるのはさすがアーミルカーン作品ならでは。恐ろしく強烈なキャラクターかつキーパーソンであるも脇役に徹したのもよかった。
バン

バンの感想・評価

4.0
シークレットスーパースター…☆4
笑って泣けるハートウォーミングなインド映画

直球なのでわかりやすくめっちゃパワー貰えます。階級、文化、宗教と日本人には馴染みない事がインドにはまだまだ根深くあるのだと思いますが、女性が夢を持つこと、自由に生きること、ひたすら応援したくなります。

もっとネットから出てくるスターをフューチャーするのかと思ってましたが、それ以上に考えさせられる映画でした。

アーミルカーン作品外れないですね。
今回は脇役ながらもその存在感で出てくるの楽しみにしながら見てました。

あとチンタンの件100点満点💯
beans045

beans045の感想・評価

4.5
女性の社会進出と子供の教育問題に、インド映画お決まりの歌と踊り、恋愛、泣きと笑いをスパイスにしたストーリー。
落ち目のプロデューサーを演じるアーミル・カーンが、古風な父を持つ歌唱力抜群の少女を助けるのだけれど、今まで見たアーミル・カーンとは明らかに違ったキャラがスクリーン上に。
主人公の女の子と、その子の夢を叶えるのを手助けする男の子の甘酸っぱい恋の感じは今まで見たインド映画には無かった雰囲気だった。
存在意義が途中まで?だった弟がいい仕事をするところ、主人公の名前の由来、あとは最後のスピーチで、だいぶ泣けた、やっぱり家族っていいなと思った。
シンデレラ風な物語に見せ掛けて、最後にそういう風に来たかと、母は強し。
映画館出るときに、周りのすすり泣く声が聞こえて、みんな感動するタイミングが一緒なんだなぁと思いつつ、またインド映画にやられたなとも。
レビュー200本目!!

自分の知っている範囲での理解では
インド映画は歌×ダンス×王道ストーリー=ハッピーだったので

ストーリーが始まって観せられる
突きつけられる現実

カースト、男尊女卑、暴力

オモッテイタノトチガウ、、

正直インターミッション前まではどーなるのこれ?って不安な気持ちでした

ただインターミッション明けからアミール・カーン演じるシャクティがストーリーに大きく関わってくるのですが

そこからの爆発力はさすがインド映画!!
場内も終始彼の一挙手一投足に見いられ笑いも絶えなかったです

後半は安定のインド映画クオリティ👍


母と母性に捧ぐだったかな?エンドロールでそんな言葉が差し込まれるのですが

それだけインドの実情、リアリは厳しいものがあるんですね…

そんな旧態依然とした家長制度と今のインド音楽、映画に対するカウンターにも思えるものを提示してくるこの作品

だからこそインシアの言動、最後のスピーチ、誰がシークレットスーパースターなの?
って言葉が響きます

ただやはりインシアの父親を悪として扱いすべてを押し付ける終わり方にはちょっと疑問を感じ感動は弱めになりました…


どこの国も僕ら古い世代はなにかを変える事が出来ず、ただただ老害になるだけなのかも知れないです

ただ老害は老害なりに変えられる可能性
すべてを飛び越えていける可能性を持った若い人達の邪魔はせめてしないようにしたい

出来ることならば道を開いてあげたい、なんかそんな気がしました

寓話と笑うかもしれないですが寓話だから叫べること、響くことがあるんじゃないかな?って思いました

天気の子で帆高を支持し応援し託したものと同じ気持ちがそこにはありました

抱えている問題は万国共通なのかも知れないですね。

そして全ての澱を溶かす歌の力はやっぱり凄いし偉大です!

そして国、文化圏を超えて母の愛は海のよりも深くそして濃い

僕も母親に改めて感謝です
nam

namの感想・評価

4.4
「安心のアーミル・カーン印!夢と親子の絆。笑って泣ける新たなインド映画の傑作!!」

これはとても良かったです!なんで公開館数が少ないのか不思議なくらい万人が楽しめ笑って泣ける傑作でした。今年観た作品の中では1番泣いたかもしれません。

「きっと、うまくいく」「PK」「ダンガル きっと、つよくなる」が好きな方やアーミル・カーンが好きという方なら観た方がいいと思います!


「ダンガル」と同じくアーミル・カーンが製作・出演をした作品。
落ち目の音楽プロデューサーと田舎の天才歌手という設定を聞いたら「よく聞くストーリーだなぁ。インド版アリースター誕生やはじまりのうた的なサクセスストーリー的なよくある展開かな」と思ってましたが、いい意味で全然違いサクセスストーリー部分よりも「母と娘」の話に比重が置かれてました。

ただそのおかげてインドならではの女性が虐げられている環境やお国柄を背景に女性がやりたい事をやって夢を叶える事がいかに大変か描かれてます。

ひと昔前くらいの日本も同じような時期があったかもしれませんが男社会で女性は嫁に行って、家庭に入る事が全てとされてたようなインドの過程が描かれます。
お母さんはそんなインド社会の象徴的に描かれ、厳格で理不尽な父親に罵倒され、暴力すら受ける生活。ただ生きるためには、それに耐えるしか選択肢がない。

歌う事が好きで歌手になりたい娘のインシアが母親と二人三脚で密かな夢を描いている中、Youtubeをきっかけにスターへの階段を登り始めるかと思いきや、そんな女性に厳しいインドの社会が壁になっていくというストーリーです。

個人的に親子ものやベタな感動話に弱い事もあり、とにかく後半にかけての感動要素の畳み掛けが凄く何度も泣いてしまいました。もう弟ちゃん最高!!

そして前半あまり出てこないので今回はチョイ役かと思ってたら中盤以降に出てくるアーミル・カーンのプロデューサーキャラですが、とにかくクネクネしてます笑
今回は完全にコメディ担当で、親子のツラく、しっとりとした雰囲気に笑いで風穴空けてくれます!そしてキッチリ美味しいところも持ってく感じも素晴らしいですね笑

配給の問題なのか公開数が少ないのが大変惜しい作品です!ポスターもなんかつまらなそうでかなり損してるかと!ぜひ多くの方に観てもらいたい夢と家族の絆のストーリーです。おススメ!
ストレートな話しながらインドの女性の置かれた状況にマジかと思わされた
その中で家族のインシアへの想い、インシアの母への想いにグッとくる
インシア、チンタンとものにあたりすぎだよ笑
藍澤

藍澤の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

DV受けてる母親が自分から離婚できなくて、でもそういう自分の意思じゃないところで勝手に世界が回っていたのは母親だけでなく、その前の世代から続くものだと知った時の絶望感。
自分から変わろうと思っても変われないやっぱり無理だと諦めて、娘に夢を諦めさせる一歩手前まで描いたりするところが本当にキツかった。
勉強できなかったことは誰も悪くない。
でも、変わろうとして変わるのか、変わろうとしても変われないのかは自分次第だと分かるまでがとにかく長い。
そこが辛い。

主人公の女の子が自分の思い通りにならなかったり、上手く事が運ばないと舌打ちしたり、友人に当たり散らしたり、とにかく常に不機嫌なんだけど、その思春期だからこそ見られる視点とか考え方が、落ちぶれたプロデューサーを変え、母や家族を変えたのだと思うと、感慨深いものがある。
思春期特有の微妙な心情を演じ切ったところが素晴らしかった。

自分が考えるよりも時の流れは速く、世の中はどんどん進んでいくし、自分の知らないところで子供は成長していく。
当たり前だけど、世界は家族が暮らす小さなアパートの部屋よりももっとずっと広い。

父親から逃げたくても逃げられない母を見て、ヤキモキしたりする娘の視点が長くてフラストレーションがめっちゃ溜まって観る人によっては本当に辛いと思うが、ラストシーンは全部吹き飛ばすエモーショナルな展開が待っているので是非!
ただのシンデレラストーリーではない。
自分で変わろうとして模索した結果の話であり、母と子供の話です。
楽曲も素晴らしいよ!
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