なぐさ

こどもしょくどうのなぐさのレビュー・感想・評価

こどもしょくどう(2017年製作の映画)
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子役の演技がうますぎておどろいた。りおちゃんの涙に何度もつられてしまった。

子ども食堂での風景の映画かと思いきや、もっと深くて苦しい内容だった。

「見ているだけでなんにもしてくれないじゃん」

この言葉がすごく印象的だった。
子どもにできることって限られている。
お金もないし、知識だって大人より断然少ない。気が付いた周りの大人が環境を変えてあげなきゃいけないんだよね。
たくさん考えさせられた映画でした。

でも、この2人は児童相談所に連れていかれたら、姉妹でずっと一緒にいられるのだろうか。前に見た「誰も知らない」という映画では、以前、児童相談所に連れて行かれた時、4人一緒に居られなかったから、もう行きたくないというようなことを言っており、周りの大人も児相に通告することなく、大きな事件へと発展していた。子供にとってどうするのが1番良いのか考えなきゃいけないとは思いつつも、やっぱり通告するのが優先されないといけないと思う。ただ、通告したところで、どれだけ福祉事務所や児童相談所が動いてくれるのか、、、

考えても考えても答えは出せない子供の貧困問題。悲しむ子供が、生きづらさを感じる子供がこれ以上増えないように、行政や周りの大人が変わらないといけないですよね。それはわたしもです。
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