ごーれむ

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterflyのごーれむのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「fateは文学」と聞くが、そう言われても納得せざるを得ないほど重厚な内容の作品。言うまでもなく作画や音楽も高クオリティであり、今回の映画も例に漏れず神映画だった。

さくらは士郎を騙していたことや汚れた過去に後ろめたさを感じつつも、士郎と離れたくない、という葛藤していた。だか、士郎はさくらの汚れた部分も全て許しさくらを受け入れる。
雨の中でのこの2人のやりとりのシーンは凄く、印象に残っている。さくらの表情、雨の一粒一粒まで描いている細かな背景、目を潤ませる涙の動きなど、アニメーションのクオリティが桁違いで、登場人物の感情が視覚を通して直接脳に流れ込んでくるような感覚だった。今まで見たアニメで一番凄かったかもしれない。まさに全てが美しいワンシーンだと感じた。

だが、fateはそれでは終わらしてくれない。正義の味方になって多くの人を救いたい、昔の災害を繰り返してはいけないという思いと、愛する人を守りたい、一緒にいたいという思い。その2つの思いは両立しない。自分にとって大切な1を救うか、そうではない10を救うかを迫られる。
結果士郎はさくらを選ぶのだが、さくらはクズ兄貴のせいでまた暴走してしまう…

続きが気になる!!コロナ騒動が終わったらすぐⅢ観にいくぞーーー!