ユウジ

スチュアート・リトルのユウジのネタバレレビュー・内容・結末

スチュアート・リトル(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

突然ネズミに話しかけられたというのに、少し驚きを見せるだけで息子として受け入れ、当たり前のように共に生活し、ネズミサイズの服を売ってくれる人がいる社会という導入でなんでもありな映画だ!と思い、気軽に見れた。

新しい息子(スチュアート)の歓迎会のシーンでジョージが言った「ネズミ相手にみんなおかしいよ!」ってセリフ。
結構なキラーフレーズだと思う。
やっぱりあの世界でも、ネズミが家族なのはアブノーマルで、それでも皆家族として受け入れようとしている時のそのセリフだから凄い皮肉が効いてて面白かった。

船レースでのネズミが船を操縦してる事や、いじめっこぼっちゃんの不正(たいあたり)が許されてる所、運営どうなってんねん。て思ったり、ネズミの言葉は分かるのに猫の言葉がわからないのは何故だろうとか、疑問点は多々あれど充分楽しめた。

展開が早く見やすいが、全てが深く表現されていなく、なんで急にそうなったの?という感想がしばしば。
家族との絆を描いているが、そのせいで単調なものとなってしまっていた。

スチュワートリトルがかわいいだけの映画かと思っていたが、後半での写真の勘違いや行き違い。家族愛が想像以上に描かれていたのが、とても意外で見ごたえがあった。 

名言だなぁって思えるセリフが多かった。
「似てなくてもたとえ嫌いでも家族は家族」のシーンには泣かされた。

藤原竜也だとすぐ分かる声だけどハマり役だった。
そして大谷育江ボイスが聴けて満足です。
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