葛

へそくり社長の葛のレビュー・感想・評価

へそくり社長(1956年製作の映画)
3.6
異常に豪華な役者陣が演じるコメディ映画。横領や浮気がギャグとして成立する時代の現代との倫理観のズレは凄いものがあるけれどももはや歴史資料。「お互い様ラッシュアワーでございます」と呼びかけるバスガイドや「戦後派のやり手と評判の若手社長」や「株主総会中に鰻丼を2つ頼んで食いだす敵対気味株主」など異常なサブキャラも沢山。でも平社員は5時15分に上がっている。何する会社だこれ。どじょうすくいは品がないので小唄を習わされる事になった森繁久彌主演社長の「アーつらい」という一言の台詞だけがめちゃくちゃに現代的。そこだけほとんどツイッター。
資生堂パーラーも出てくる。
葛