007

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷の007のレビュー・感想・評価

4.3
スピエリッグ兄弟の映画は他にはない、精密さ、新鮮さ、驚きと映像美がある。プリデスティネーションも今回以上に度肝をぬかれた作品。

ヘレンミレンも前から好きでスピエリック兄弟とのタッグと聞いてずっと楽しみにしていた。

実物のウィンチェスターハウスでも撮影を行ったそう。だからか、豪華な屋敷はつくりものにはないリアリティを感じた。

これまでの幽霊屋敷映画とは一線を画し、悪魔や神の存在を徹底的に排除。

ただ狂ったようには屋敷を増築するウィンチェスター夫人の奇妙な振る舞いと、心霊現象のみに着目し、幽霊屋敷映画らしからなぬスピード感溢れる内容になっている。

脚本も稠密でしっかり見てないと内容についていけない感じも、他の幽霊屋敷映画にはなく、新鮮で無駄のない、飽きさせない、いい仕上がり。

ヘレンミレンの異様とも思えるオーバーアクトも見どころだ。

他の方の評価は気にせずぜひ映画館で見て欲しい一作。
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