「きっと、すぐ止みますよ......」
目標を失くした女子高生と夢を叶えられなかった、冴えないファミレスの店長。その2人の繊細な気持ちを描く恋物語。
いや〜大好きな作品「恋は雨上がりのように」の実写を見てきました。正直に言うと最初のCMを見た時、心配でしたよ。えっ？この作品こんなにもコメディだっけ？とその斬新さに、驚きを隠せなかったけれど、でもあの永井聡監督(作品･世界から猫が消えたなら。)なら何か思惑があるに違いない。これは、逆に絶対見るぞ!!と意気込みながら劇場に向かいました。
原作のテイストは文学的な意味合いが、結構強めに描いているけど、この映画では、とてもポップな感じで見やすかった。なんかテンポが良くて、ウキウキしてしまう。またなくてはならない雨の演出などは、しっとりした感じで、幻想的な撮影の仕方をしていて、とても綺麗な風景描写でした。
小松菜奈が演じる主人公の(橘あきら)のイメージが想像より上にいく演技をしている。仏頂面で、クールな女の子なんだけど、純粋な気持ちを直球ストレートで、伝えているのを見ていると、心を掴まれてしまう。また、大泉洋のファミレスの店長(近藤)は彼しかいないと思うくらいハマり役でした。でも、ちょっとキャラが濃いかなと思いながらも深い演技をしているな〜!!
印象に残るシーンが色々あるけど、自分のなかで好きなのは、あきらと近藤がファミレスで、出逢う場面が1番好きかな。あそこは漫画で描かれなかったあきらの表情を映画の演出として組み込まれているからイチオシです。
