これは！観て良かったです！
漫画原作でアニメもあるのですが、どちらも観ていません。
そして原作ファンでも楽しめるような、完成度高めの実写作品ってなかなか作られないから手を伸ばしていなかったのですが…これはちゃんと観とくべき映画の一つだなと思いました。
原作のファンでも何でもないから比較はできないけれど、大泉洋の魅力が溢れてる良作でした。
まずキャストが何よりもズルい。
大泉洋・小松菜奈はもちろんだけど、その隣には磯村勇人に濱田マリ、戸次重幸、清野菜名、松本穂香…演技力に定評がある方ばかり。そして、個性的な方々でもあり…めちゃくちゃ豪華で、キャラ強めなのに変な違和感を感じさせない。その違和感がないってだけでも、実写化のひとつのハードルを越えている気がしました。
そして、大泉洋の「おじさん」を演じる魅力。
大泉さんがおじさんを演じること自体は珍しくないんですけど、今回の役は年齢的な「おじさん」ということ以上に「世間一般的なおじさん」なわけです。流行についていけない、加齢臭、冴えない、でも女の子に優しい。
これこそみんなが思う「おじさん」を演じるわけです。
その中で「店長」がなぜ魅力的に映ったのかを感じさせなきゃいけない…その地味な難しさを軽々と越えてるんです。さすがとしか言いようがありません…！
この大泉洋の魅力に主人公と一緒にやられます。そして、小松菜奈の真っすぐさにも。
凄く爽やかで、恋愛映画感を出しつつも成長物語として「青春」を詰めた作品でもある…ストーリーとしてもキャラクターとしても魅力に溢れていて、観て良かったと思いました！
