かたゆき

グリンゴ 最強の悪運男のかたゆきのレビュー・感想・評価

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)
2.0
無責任で女好きな社長にはめられ、仕事も愛する妻も失う寸前の冴えないサラリーマン、ハロルド。
そんな八方塞がりの自分の人生に一発逆転を図るため、彼はあるとっておきの方法を思いつく。
それはメキシコ出張中にマフィアに拉致されたと見せかけ、多額の保険金をせしめようという偽装誘拐。
意を決して計画を実行に移した彼だったが、そこにホンモノのマフィアも現れ、さらには社長が雇った殺し屋や麻薬をアメリカへと密輸しようという運び屋まで絡んできたからさあ大変。
最強の悪運男、ハロルドの運命は?
そんな冴えない中年サラリーマンのドタバタを描いたコメディタッチのクライム・ドラマ。

シャーリーズ・セロンを筆頭に、ジョエル・エドガートンやアマンダ・セイフライドといった何気に豪華なキャスト陣に惹かれ今回鑑賞してみました。
まあやりたいことは分かるんですよ、これ。
デビュー当時のガイ・リッチー監督作のような、軽妙なタッチのスラップスティック劇。
でも、残念ながら演出のキレやスピード感が圧倒的に足りていません。
無駄に分かりにくいうえに最後までテンポの悪いストーリー展開に終始睡魔が……。
それに魅力的な登場人物がほとんど居なかったのも致命的。
華のある役者陣に引っ張られて最後まで観ていられましたが、さして面白くはなかったです。
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