たじま

Love,サイモン 17歳の告白のたじまのネタバレレビュー・内容・結末

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・ハッピーエンドでさわやかで繊細な青春映画といえばそうだが、、

・後半、ゲイだとネット上に暴露されてしまったサイモンへの、友人や先生の態度にモヤモヤした。
友達がナイーブなことをネット上に暴露されてしまったのに、心配よりも先に、感情的に自分のことしか考えずにサイモンを責める友人や「僕はゲイではないから勘違いしないでね」とわざわざ声をかける教師に対して疑問や苛立ちを感じた。
仮に自分がサイモンの友達だったとしたら、サイモンがマーティンに同性愛者であることを脅されていたことやカミングアウトできず一人で悩んでいたことを考えると、あんな風に感情のままに責めたり、追い打ちをかけるように苛立ちをぶつけることはできない。
たとえ、サイモンのせいで好きな人と引き裂かれそうになっても、サイモンのことが好きで、サイモンに他の男をあてがわれたとしても、できない。
だって、一つ一つの問題は本質的には個人の問題だから。好きならきちんと伝えればいいだけの話。それができないまま、うじうじして、サイモンにかき乱されたからこうなったんだと彼を責めるのはおかしい。

音楽や円盤のジャケに80年代感があったなあ…。
たじま

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