千年女優

ダーケスト・マインドの千年女優のレビュー・感想・評価

ダーケスト・マインド(2018年製作の映画)
3.0
未知のウイルスの大流行で子供たちのほとんどが死滅する一方で残された子供が超能力を手にして危険視される近未来。10歳の頃に親を心配させたくない心が暴走して両親から自分の記憶を消してしまって施設に囚われる少女ルビーが、医師ケイトの手引きで脱走して出会った少年たちと安息の地イーストリバーを目指す様を描いたSF映画です。

友人への誕生日プレゼントに執筆した小説でデビューした女性作家アレクサンドラ・ブロッケンのヤングアダルト小説を、『カンフー・パンダ』シリーズの韓国系女性監督ジェニファー・ユー・ネルソンで映画化した作品で、YA映画常連のアマンドラ・ステンバーグの主演に期待するも興行は伸び悩んで製作費をやや上回る程度に留まりました。

「待って。キッズよ」のセリフにオマエモナー(´∀`)と全米がツッコんだキッズによるキッズのためのお子ちゃまX-MENで、登場するアイテムも子供っぽく、ヴィランの人物設定だったりにもどことなく『DEATH NOTE』味を感じます。話にも演出にも目新しさはないですが、ライトなSF超能力ものとしての最低限の面白みはある一作です。
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