ThomasCrown

ミッシングのThomasCrownのレビュー・感想・評価

ミッシング(1982年製作の映画)
3.6
失踪や誘拐の映画というと、誘拐犯が個性的だったり交渉劇が巧みだったりというのが常。でも、それをいい意味で裏切ってくれた映画。民主主義や自分達の権利についても考えさせるような教科書的な映画だと思います。

“国益と個人の命たとえ法人であっても、両方を一度には守りきれない、後者が前者の害なら抹殺しても…?”

“自己責任?国家は法人を守るのは義務では…?”
↑↑↑
映画を観て個人的に感じたことですが、ある意味この前の後藤さん殺害にも通じる部分があるなと感じました。日本がこの映画で描かれたアメリカ政府のようになってほしくはないし、これからもそうであってと願うだけです。いざというときに役に立たない国になってほしくないし、偽りの正義のリーダーにもなってほしくありません。多くの人に今だからこそ、観てほしい映画だと思います!!
ThomasCrown

ThomasCrown