たけのこ

アンダルシアの犬のたけのこのレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
3.8

ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリによるイメージ群の集合によるシュルレアリスム作品としての映画。

授業で見た時は、よくわからなさすぎて急激な眠気に襲われたなぁ。

でもその後、ダリに何故だか興味が湧いてきて、色々調べたんだけど、それから『アンダルシアの犬』を観ると分かる事はある。

例えば、蟻はダリが持っている死のイメージだとか些細なことでしかないんだけど、つまりこの作品はまず前提としてブニュエルとダリを知らないと理解できないということ。
そしてそれは当時の芸術文化としてのフランス周囲に限って影響をもたらし得ることであって現代的に観るとこれは映画ではなくある種絵画のようにしか観れないからこそ映画ではない映画と称されるんじゃないかな。

でも観る価値はあるとは思う。
娯楽としての映画ではなく、芸術としての映画を求めるなら…
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