おばけつ

ルームロンダリングのおばけつのレビュー・感想・評価

ルームロンダリング(2018年製作の映画)
3.5
2022/2/12 589作目
5歳で父親と死別した八雲御子。翌年には母親も失踪してしまい、祖母に引き取られた御子だが、18歳になると祖母も亡くなり、天涯孤独となってしまった。しかし、祖母の葬式に母親の弟である雷土悟朗が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれた。その仕事とは、ワケあり物件に住み込んで事故の履歴を帳消しにし、次の住人を迎えるまでにクリーンな空き部屋へと浄化すること=ルームロンダリング。引っ込み思案で人付き合いが苦手な御子にとって都合の良い仕事だったはずが、行く先々で待ち受けていたのは、幽霊となって部屋に居座る、この世に未練たらたらな元住人たち。ミュージシャンになる夢を諦めきれないパンクロッカーや見ず知らずのの男に命を奪われ恨み節が止まらないOL、カニの扮装をした小学生!?なぜか彼らの姿が見えてしまう御子は、そのお悩み相談に振り回されて…。

タイトル通り、ルームロンダリングというありそうでなかった題材。
昨今の事故物件ブームに乗っかってはいるがまた違った角度から楽しめました。
ちょっぴり怖くて笑えて泣けて最後に少しだけ幸せな気持ちになれる、いい映画でした。
ラストのパンクロックよかったな〜。
あとやっぱりオダギリジョーいいよね。