外面

千と千尋の神隠しの外面のレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
人生でこれを超えるアニメに出逢えると思えないくらい大好き。何回見ても考えさせられるし感動するし全く飽きない。
初めて見たのは小学生の頃だけど、その頃の感想と今の感想が少し違くて、成長するによって見る観点とか感情移入する登場人物が変わっていくのもめちゃくちゃ面白い。小学生の頃は普通に千尋に感情移入するんだけど、なんか何回も見るうちにハクとかに移入するんだよな……ほんともう……もちろん千尋が主人公なので心情描写は一番多いけど、描かない美しさの丁度いいライン。多分もっと大人になったら見方また変わるんだろうなって分かるから、本当に人生の教科書です。

映像の美しさはもちろん流石。青とか淡いピンクが綺麗なんだよなぁ…あと濃いオレンジとか。千尋の顔つきとかが最初と最後で全然違うのが凄いグッとくる。あとカオナシのケーキの食べ方が美しすぎて萌える。と、まあ好きなシーンしかないので描ききれません。割愛。

好きな理由の多くを占めていると思うけど、サントラがどのジブリ作品よりも天才的だと思う。騒がしい音から静かなとこまで色んな曲があるけど全部それぞれの色がしっかりあって、それでもどこか統一感があって神。細かい音も完璧。素敵。
好きすぎて一時期ずっとサントラ聞きながら生活してた。ずーっとラストの曲で鳥肌を立たせ続けてた。

ハク様はまじで永遠のリアコだし、オオトリサマは永遠にペットにしたいと思い続けるんだろうな〜。好きだよ〜。










映画館で見てきた。
音響が最高でとても泣いた。
最初の千尋が帰ろうとする音、今まではホルンとか金管の重みに気を取られていたけどフルートの音色が不安とかを見せていて新たな発見だった。音響によって聴こえるバランスまじで全然違う。雨の音はこっちまで雨降ってる??ってなる。
銭婆のところに行くくらいから音響と映像で一生泣ける涙腺なんですけど、バイバイが本当のバイバイなのが本当に泣けるんだよな、ハグとか。千尋は日常帰らないといけないしもうこの世界には来ないから、会えるわけがない。ラストの坊とかは「またねー!」で終わるけど、それももう会うことは無いし千尋とあの世界はもう混ざらない。本当のバイバイなんだよ〜!!!!(語彙)
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