nobuo

スパイダーマン:スパイダーバースのnobuoのレビュー・感想・評価

4.3
諸々の媒体のスパイダーマンが集結したアメコミを映画化したCGアニメ。本当は日系人女子スパイダーマン・ペニーパーカーの可愛さだけで感想を埋め尽くしたい気持ちが強いけど、それは観た誰もが感じているはずなので今更語りません。

画風が違うキャラが入り乱れる楽しさがとにかく最高。デザインセンスも半端じゃないので設定資料集が欲しくなる。パンフの設定画じゃ足りない!
大好きな脚本家・フィルロードが手掛けた丁寧なストーリーと冴えたコメディセンス(相変わらずこの人は天丼ギャグが上手い)が素晴らしいのも言わずもがな。複数のスパイダーマン達を皆引き立てた上で、新たな少年スパイダーマンの誕生譚を見事に語りきってくれました。

吹替のクオリティも中々。中年ピーターパーカー役の宮野真守が特に良い!10年ほど前の主演作「ガンダム00」(10代後半→20代の青年役)を観たばかりなので、くたびれたオッサン役が板に付いているのが役者として成長した感がある。
ニコラスケイジ演ずるスパイダーマンノワールの吹替がちゃんと大塚明夫だったのも好印象。ニコラスケイジ、久々に超大作かつアカデミー賞受賞作品に出れてよかった...。
nobuo

nobuo