スパイダーマン:スパイダーバースの作品情報・感想・評価

上映館(70館)

スパイダーマン:スパイダーバース2018年製作の映画)

Spider-Man: Into The Spider-Verse

上映日:2019年03月08日

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

あらすじ

「スパイダーマン:スパイダーバース」に投稿された感想・評価

c7

c7の感想・評価

5.0
初見でもわかりやすい説明、カラフルで洒落た画面、スピード感のある場面進行、その中に隠された繊細な技巧や描写、BGMの起点、少年が主人公であるおぼつかなさ、ひとりでなにかを成し遂げる時の緊張感、確かな仲間との絆、あたたかな保護者の目線、そして成長。何もかもが目を楽しませ、熱く、そして楽しい。まるでコミックがそのまま動き出したようだった。見てよかった。これに尽きる。

スパイダーバースは原書翻訳コミックから好きで、ひいてはライターのダン・スロットの巧みでロジカルなストーリー進行が好きなのだけど、ただでさえ「色んな世界・時間軸の"スパイダーマン"がひとつの世界に集結する」という頭から煙が出そうな設定を、どう見やすく、どう楽しく映像化するのかと思っていたら120%のものが返って来てしまい終始画面に釘付けだった。
卑屈なことを言うけれど、このての、一見画面に華があって派手な映画は「目で見て楽しむもの」ないし「行間を想像で埋める部分が多いもの」だったりしたことが多いのだが、この映画は何もかもが丁寧すぎるほど丁寧で、ストーリーとしても王道なので取っ付きやすい。逆に言えば、取っ付きやすいからこそ飽きさせない工夫が随所にあったとも言える。
アメコミを読み始めてそんなに長くない私でもこれは唸るしかない。そんなに読んでいない人間でも毎回の、それもコミカルなナレーションで驚くほどストーリーがすんなり入ってくるので、そもそも未読でも前知識がなくても、なんの問題もなく鑑賞できるだろう。むしろ何も知らない状態でこの映画を見て、アメコミに触れるきっかけを持ちたかった、とかいう願望まで持ってしまう。

が、実際のところは未読の人は勿論、知っていれば知っているほど楽しめるというのがこの映画の凄まじいところだ。この映画スパイダーバース、「今までに登場したどのスパイダーマンでもなく、ただし今までに登場したスパイダーマンでもある」というのが各所で示唆されており、そこが自分の持つ知識と噛み合うと意味不明な多幸感を得ることができる。
なんか危ないものでもキメてんじゃないのかみたいな文章になってるが、だって実際グウェンの世界ではピーターがコナー博士とベンおじさんの役割を担っているなんて描写がちゃんとあると思わないじゃん…。ペニー・パーカーにしても「日本のアニメ事情」に詳しくなければあんなキャラクターにならなかっただろうし、だいぶ姿形が変わったハムを「おお……ハムだ……」とも思わなかった。ノワールがモノクロ漫画の世界の住人であることがルービックキューブをキャラクターの魅力を引き立てるキュートな魔法に昇華するし、スパイダーケイブを見てドン引きするピーター・Bに対して「あぁそっかあの冴えない方の不運なピーターだもんな…」と思うこともなければ、私がスパイダーマンの中でも最も好きな要素である喧嘩の強いステゴロ感にときめきもしなかっただろう。あとMJに対してアホやらかすとことかね。

まぁなんか色々と凄すぎて、アツい話に感情移入しすぎてめちゃくちゃ泣いたし笑った。
そういえばいまいちマイルズに対するマイルズ父の反応が過剰だったのが気になってたんだけど、それについては黒人家庭の複雑さを知ったことで解決したので満足。
ringo0412

ringo0412の感想・評価

3.8
映像美がすごい。クリエーターが百うん十人関わっているって聞いたけれどナットクです。アニメ&マーベルって1人では見ない部類ですがこの作品は良い意味で期待を裏切られた。
ワラ

ワラの感想・評価

4.0
マーベルとかは普段みないんだけどアニメで気になりで。音楽、美術、トランジションなど表現部分はだいぶかっこいい。カメラワークがアトラクションみたいで酔いそうになるのとこのコメディ感どうも苦手。お話は王道的。主人公の靴がAJ1なのナイス。
Sabrina

Sabrinaの感想・評価

4.3
映画館鑑賞できない、と思ったら
幸運にも機内上映!
しかもニューヨーク行きなので
更に気分は高まる。

もう評判通りの満足感。
アニメの新たな進化を感じる
オープニングから引き込まれる!
Sunflower 音楽も良い

スパイダーバース、multi verseの世界
描き方も素敵!
たくさんの仲間、キャラもいいねー
ペニー、草薙素子とタチコマみたいー、とか。

叔父さんの声もマハーシャラ!かっこいい!
スパイダーマンシリーズも大好きなので楽しめたー。おススメ。

エンドロールの最後まで楽しんでほしい
白米

白米の感想・評価

4.5
これは最高。色んなとこから平成最後に見ておくべきと言われるのがわかる。
アメコミを見てるような感覚に襲われるんだけどぬるぬると動くアニメーションがすごい。ペニーちゃん可愛いグウェンイケメンニコラスケイジダンディアンおばさんイカしてる。
キャラクター全員いいキャラで最初から最後までワクワクしっぱなし。
見終えた後、こんなアニメ映画は見たことがないと思えた。

アニメというより、コミックが動いている。
見ればこの言葉の意味がわかる。

サイケデリックな色合いと美しいアニメーション。
虎氏

虎氏の感想・評価

3.5
平行世界から集結した複数のスパイダーマンが登場するCGアニメ作品。
ピーター・パーカーが亡くなってしまい、マイルス・モラレスという黒人の少年が新たなスパイダーマンとなった世界を軸として、別の世界のスパイダーマン達が集まっている。平行世界は本作の為に設定したわけではなく、カートゥーンやアメコミの実在するシリーズを用いているようですね。自分は昔のカートゥーンのものしか知りませんでしたが、ググってみると豚のスパイダーマンとかも普通に出てきました。それぞれの世界観をそのまま持ち込んでいる為、見た目の不統一感は半端ないですが、それも狙いなんでしょうね。
スパイダーマンばかりを集めるアイデアは面白く、CG映像もなかなか綺麗で楽しめましたが、ハマるほどではなかったかな。ギャグテイストが強すぎたのが、違和感の原因かも。

レオパルドンに乗った東映版スパイダーマンにも出てほしかったな(^^;
アスカ

アスカの感想・評価

3.7
異次元からスパイダーマンが集まるとか聞いててっきりイロモノかと思っていたけど、しっかりスパイダーマンとしてのテーマやお約束を守った、ある意味王道の展開。そこにアメコミならではのポップさと美麗なアニメーションが加わって、見ごたえのある作品として仕上がっていた。
若干ノワール、ペニー、ポーカーあたりを持て余していた感があったが、スパイダーマンファンなら間違いなく楽しめる一作。
素晴らしすぎた!!!
どのシーンもかっちょ良すぎる!!!
アメコミの2D的でポップなアートと3D的な迫力が見事に調和していて、この画を観れるだけで価値がある映画!!
そして、主人公のマイルスとか、グラフィティとか、音楽とか、ストリートな感じと相まって本当にセンスがいいと思った
この映画を作れる技術とセンスに感動した!!

ストーリーも無駄がなくて、笑えるし、熱くなれるし、泣けるしで、ずっと夢中だった!!
信じて跳べ!!にはシンプルにぐっときた!

テンション上がりまくりで劇場で観れるうちに、もう一度観たいくらい!!
そしてナイキのスニーカーと赤いパーカーが欲しくなった
目まぐるしく切り替わる映像。次々に溢れ出る極彩色やパーティクルの煌めき。
正直言って圧倒されました!

一瞬一瞬の絵の情報量が多過ぎて頭が追いつかない。クリエイター心理からしたら、苦労して作ったものはじっくり見て欲しい所だろうけど、勿体ぶらない。
どんどん押し寄せる映像のうねりに、只々身を任せる。
快感。それも極上の快感。

その分ストーリーはシンプルでバランスが良い。そして遊び心も忘れない。
エンドロールの最後まで笑わせてくれて、笑顔のまま劇場を後にする。
こんなに素敵な休日なかなか過ごせない。

ありがとう!スタン・リー!
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