あんこそうめん

スパイダーマン:スパイダーバースのあんこそうめんのレビュー・感想・評価

3.8
スパイダーマン作品を多くみているわけではないけれど、今までの作品と全く違ったテイストでまた面白かった!
ヒップホップが流れるコミカルな漫画の世界で、若くて不器用な新しいスパイダーマンが飛び立つ様子は新鮮だった。
CGと漫画の表現自体も面白かったし、ストーリーも、あのスパイダーマンが…という絶望的なところからのスタートで引き込まれた。

原作者であるスタン・リーは映画の中でスパイダーマングッズを売る店主をしている。
彼が亡くなった年に公開されたこの作品、まさに彼の生み出したスパイダーマンから、多くの新たな“スパイダーマン”が生まれ、代替わりしていく瞬間を目の当たりにしたような感覚になり、なにか胸が熱くなった。
二次創作でも、真似でもいい、誰もが憧れのヒーローになれるし、ヒーローを生み出せる。そんなメッセージを受け取ったような気がした。