ゆうきょ

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのゆうきょのレビュー・感想・評価

3.6
吃音症で言葉で上手く表現できない大島志乃ちゃんと、音楽が大好きだけど音痴な岡崎加代ちゃんと、空気が読めなくて1人浮いてしまう菊池強くんと。
それぞれがコンプレックスを抱えながら自分を受け入れていくお話。

私を馬鹿にするのも恥ずかしいと思っているのも全部私。
私が私を追いかけてくる。

自分のコンプレックスを受け入れた時に初めて愛される。
だって自分が自分を愛してないのに周りが愛してくれることはないと思うから。
それを克服したくてもできないもどかしさ。そしてまた自分を責める。
私が私を追いかけてくる。

コンプレックスも含めて自分を受け入れると楽になるよね。
すごく怖いけど。

南沙良さんの泣く演技はすごく迫力があったなー。

あの担任の先生は緊張のせいとかみんなに慣れていないからとか、教員の勉強では障がい特性についてはやらなかったのかな?
先生なりに心配していたんだろうけど、居残りさせて押し付け的に根性論言われても。
逆効果じゃないのかなぁって思った。

最後の「ありがとう」は志乃ちゃんが言葉がどもってしまう自分でも良い!と受け入れ変わった気がする。

長いタイトルから最初はどんな作品か分からなかったけど、青春だなぁーと思った✨