試写会で鑑賞しました。鑑賞前はテロ、実際の事件やイスラム過激派思想にもっと焦点が当てられているのかなと思っていたんですが、電車の中での話は最後に出てくる感じで、むしろ主人公の幼少期とヨーロッパ旅行が大部分を占めていました。なので、実際の事件に焦点を求めている方にははまらないもしれません。が、ごく普通の若者が一般人五百人の命を救ったという映画のような話が、誰にでも起こりうる、ということを伝えるという点では、幼少期からの話を中心にすることで観客に伝わりやすい構成なのかも? また、この事件日本ではあまり知られてないような気もするので、こういった有名な監督によって映画化、また本人をキャストとして起用するのは、私たちが学ぶきっかけにはなると思いました。