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15時17分、パリ行きのfilmanamisのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.0
タリス銃乱射事件に居合わせた3人の青年の生い立ちを軸に、事件を少しずつ見せていく手法は「うまいなぁ」と言わざるを得ませんよね。

「今、何を見せられてるんや?」て感じる場面は多々あるけど、それらすべてが事件に繋がるピースとなっていて。
散りばめられたピースがクライマックスでガチャっとはまったときは身震いしましたね!

いじめられていた幼少期、キリスト教学校への転校、ミリヲタ、軍隊への憧れ、落第、救護班、柔術、セルフィー好きのアンソニー、Wi-Fi列車への移動…
すべてが偶然ではなく必然で、運命に導かれていったんやなぁ。
勲章授与している時は3人のお母さんたちにハグしてあげたい気持ちになりましたね!お宅のお子さんただのボンクラじゃなかったね!って。担任や校長、いじめっ子たちはどんな顔してあの映像を眺めていたのかなぁ。

3人のみならず、被害者のおじさんまで本人出演と知った時はお口あんぐりでしたね。列車内での撮影はイーストウッド以外皆ご本人、、カオス!

とっても良作でしたが、劇場出て真っ先にスマホで検索したのは「リサ キャスト」でした!超絶かわいい国宝級!
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