前半の少年時代はタルい。青年期はましになるが、予想と展開がかなり異なる物語で、主人公たちの青春旅行あたりからやっと入り込めた。結末がわかっている前提のつくりだが、対テロのアクションだと思っていたので、面を食らった。
また、あの三人が本人ということにも二度驚き。演技はまったく気にならなかったけど、わざわざ本人にやらせる必然性はあるのか?
イーストウッドがもう少し若ければテロに及ぶ直前はあたり、赤ん坊を泣かせたり、外国語の大声のやり取りなんかで猛烈に緊迫感をあおると思うが、やはり歳なのか。あと犯人の顔が凶悪さが足りないなぁ。アメリカンスナイパーだと、このあたり最高だったけども、そういった味付けは不要と判断されたんでしょう。
色々好みはあると思うが、イーストウッドブランドは一応健在のクオリティ。