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人魚の眠る家の4ROOMSのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.8
堤監督の作品はスタイリッシュなものからシリアスな画作りまで
多岐にわたるセンスがありいつも意表を突かれます。

「人魚の眠る家」は我が子を愛するがゆえに
狂気とも言える母親の行動には言葉に出来ない感情が溢れ、
身の回りの人たちをも巻き込んでいく様子は悲しくも怖く、
命についてとても考えさせられる120分でした。

美術や映像もどこかノスタルジーで
常に緊張感の途切れないままエンディングを迎えました。
子を持つ親御さんがこの作品を観てどう思われるかが知りたいです。

大変重いテーマでしたが物語を包み込むような綾香さんの歌声に少し救われた気がしました。
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