人魚の眠る家の作品情報・感想・評価

「人魚の眠る家」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

とてもとても深いテーマで
どこからが。生で。死で。それは誰が決めるのか。
人を救済する一方で人を傲慢にさせていく科学の線引きはどこなのか。

娘は生きてると信じ
生きていることを証明するために
娘を殺そうとする母親。

この母親を
誰が責めることができる??

痛くて。切なくて。哀しいお話でした。

それぞれに傷を抱え
そこに彼らなりのやり方で
ピュアに向き合う子役さん達に
とても涙した。。

今回の子役さん達には
アクティングコーチtori氏が
演技コーチに当たられたそうです。


子役の真っ直ぐなセンスを生かしつつ
この映画で必要な役割をしっかり全うする。

その絶妙なバランスの導きが
映画の子役さん達の演技からもわかります。

俳優そのものの才能は
もちろん磨かれている必要はあるけれど

そこにアクティングコーチの才能が掛け算されたら

更に。
作品のブラッシュアップに繋がると
思う。

日本の映画界にも
アクティングコーチの存在が不可欠になると思います。
アケミ

アケミの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

期待以上の見ごたえで、泣きすぎた。
早々に事故で泣き、その後もポロポロ泣き、篠原涼子に泣かされてこれが山かと思いきやさらに泣いた。
そうだよ西島秀俊が悪いんだよ。坂口健太郎だって、それは研究なのか?目覚めない人間の体を機械で動かして喜んで、何になるのか。狭い世界の中だけの満足って言うか。
だけど自分の身近な人がいざそうなったらどうなるかわからない。事故の後、こんなときに臓器提供の話?と思ったけど、人間いつどうなるかわからないから、決断を迫られるのはいつだって突然だなぁ。
子役が可愛いからまた、泣ける。調べたらそうか、はるみさんだ。
脳死と心臓死、考えてみると、ほんと、難しい。延命は誰のため ?葬式は誰のため?移植した臓器には記憶はあるの?記憶は脳だけがするの?
mmurai

mmuraiの感想・評価

3.4
最愛なる家族が、突然脳死状態になったら、心臓は動いているのに臓器移植の判断が必要になったら、恐らく篠原涼子のように、絶望と希望が入り乱れた状態になるんだろうなと、とっても考えさせられた映画。川栄さんらの脇役陣もいいが、希望を持って迎えるラストシーンでホッとしました。
rin

rinの感想・評価

4.9
どう言葉で言い表せばわからないけど、
この映画を今見れてよかったと思う。
猫

猫の感想・評価

4.0
とても見応えのある映画でした。
配役もいい。
ラストの少年のシーンがなければ今年の邦画のベスト3にいれたいかも?と思ってました。
あのラストでちょっとひきました……残念。
あのラストの
言いたいことはわかるけれど
キャンペーン映画に成り下がっちゃったように
感じてしまったので……。

でも大方はかなり良かったです。
問題定義あり、共感するとこあり。
もちろん落涙(久々の大泣き)も。

実は鑑賞前は
たかをくくってました。
それは観ない、聞かないようにしていても
得てしてしまった予告から
思った感情。
「お母さん、ありがとう」なんて!
……でも違ってたんですよねー
あの台詞が使われたシーンは。
登場人物の
誰もの気持ちがわかる。
母が子どもを愛する心。
新しい技術で何とかしてあげたいと思う心。

「死」とは何なのか?を
考えざるを得ませんでした。

母が急逝したとき
私が感じたのは
「死」の過程は残った人の為のもの、と
いうことでした。
たぶん、この気持ちは変わりません。

脳が働かなくなった時が死なのか?心臓停止か死なのか?
その場面になって初めて
考えうる事なのではないかと、しか言えないように思いました。

観客に
色々なテーマを問いかけた秀作だと思います。
観賞後に初めて堤監督作品だと知り、納得しました。
事故で脳死状態になった子どもの死を死と受け入れられるのか?
母親の視点、父親の視点、医師の視点、子どもの視点、どの出演者にも感情移入が出来る、すばらしい作品でした。
自分自身は中学生の娘と小学生の男の子の父親なので、父親の視点が中心になりましたが、母親の気持ちとの温度差がリアルに伝わりました。浮気は怖くてできませんけど。
役者がみんな上手くて映画に引き込まれました。脳死については本当に、賛否両論あると思うし結論は出ないと思う。見て良かった映画でした。
しおね

しおねの感想・評価

3.8
どこで死と判断するかというのは本当に難しい問題だと思った。私はまだ母親になったことはないから母親だったらこうなる、というのはわからないけれど、こうなってもおかしくないだろうなとは思った。どこか俯瞰的に現状を捉えてる夫が感情的になったところで涙が堪えられなかった。良し悪しに関わらず科学技術が人間に影響を与えるのは確かだけれど、踏み込んではいけない領域っていうものが、きっと本当にあるんだと思う。とても考えさせられる作品、観て良かった。子役の演技も圧巻、今どきの子役って凄いんだな〜
とても繊細で心を動かされる物語。家族とそれを取りまく人たちのそれぞれの関わり方考え方が納得出来る描かれ方で良かった。

2018/12/1 TOHOシネマズ秋田
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