ふくちゃん

猫は抱くもののふくちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

猫は抱くもの(2017年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ああ、こういう設定なのね、面白いなあと感じたのだが、そこから少し予想外で、最後はともかく、途中、飽きた。猫好きならわかるような、猫の可愛らしさを共感する作品では、ない。

要はもっと、猫々しい(そんな日本語あるのか)話を期待していたのだが、そうではなかった。そこが、まず残念なのだが、これはまあ、勝手に期待したこちらが悪い。

ストーリーとして、元アイドルの葛藤を描くなら、それはそれでいい。画家と絡める必要性がまったくわからない。最後の絵を描くシーンは、不要とまでは言いたくないけど、長すぎる。ダレた。ここで飽きた。キャラが立ってないというか、語られてない絵描きの仕事を延々と見せられても、何を受け取れというのだ? もしかして、彼女に歌わせるためだけに作ってないか? 手段のために目的を作ってどうする。

そして、それを見てしまった良夫が別れを決意する理由が、それこそわからない。そんな猫、いるのか?

てな訳で、かわいい猫を期待して行ったので文句しか出てこないのだが、猫を擬人化する設定は面白い。結論。表題が不適切。