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万引き家族のnaokiのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
4.0
上映最終日に滑り込み鑑賞!
台風ありがとう笑
前半と後半の話が変化していく流れが面白く、変化の要因となる要素がいくつも存在していて、それぞれの登場人物が色々な考えを持った上で行動することによってあのようなラストになるのかあと思った。
かなり抽象的になってしまったが、まとめると個人的には後半のストーリーの方が面白かった。


印象的なシーンは治の「他に何もしてあげられることが無かった」と言うシーン
祥太が身につけたのは治に教わった万引きの技術だけ。
学校も行けないし、押入れで読んでいるのは国語の教科書(スイミー)
家族として迎えいれて温かく接しても結局それほど何かを与えられているわけではない事が分かった。(これも一種の軟禁というか緩やかな遅効性の虐待なのかもしれない)

貧困は子どもから学び(というより「教育」の方が正しいのかな)の場を奪い、将来性をなくしてしまう残酷な事実を突きつけられた気がしました。

りんは結局1〜10までしか数を数えられないという事でいいのかな?
終わり方も是枝監督っぽいなあと思う
是枝監督作品は観ているようで意外と2作目だったから他の作品もチェックしたい
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