ターニャ『配られたカードを活用して己の未来をつかみとる。それが人間の特権だ。人間の条件なのだ。残念だったな~、存在X』
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、共和国軍残党を制し本国へ生還する。一方、帝国に父親を殺された少女メアリー・スー准尉は、帝国に正義の鉄槌を下すため、ある行動に出ていた……
またも冴え渡るターニャのユーモアと皮肉のセンス。裏切らない裏目を引く才能。メアリーの覚悟は本物だった。冷静さを欠かなければもっとやれたのに。ヴィーシャの存在が気になる。