美味しい美女／グルメな歯医者の外面のネタバレレビュー・内容・結末

フランス映画って感じ。可愛いというよりキュート！ 見終わってすぐは｢え？これで終わり？｣ってなったけど、後から色々考えたら良かったな。良い意味でここまで｢キュート！｣って感想だけで終われる映像、素敵。短いし軽い気持ちで見てちょっとキュンと出来て手軽、ショートフィルムのお手本みたいな。映画の考察とかって楽しいけど体力使うしね。
けど、ちゃんと伏線？導線？もある。
始まりで男の子が女の子の手に見立てて自分で頬を撫でる→右目から涙流す→女の子が初め撫でた左頬を撫でてくれる、って流れが綺麗でいい。
関係ないかもだけど花に食べさせてたゴキブリも男の人も紫で、最後フォーク触られながら主導権握られるのも好き。女の人が強い立場にいるの可愛くて好きです。

美女を食べる、って普通に食人だし一歩間違えたらガチガチのグロ映画なのに最後までずっとキュートに描いてるの素敵だし凄いなって思う。グロい描写何個もあるのに全く不快感ないし気持ち悪くない。他映画出すけど美女の肉でミンチにしてご飯作るシーンなんてまんまミュージアムなのに笑
首とか断面切れて出血するのも、ショッキングピンクの液体が噴水みたいに出るから可愛い。タイトルのとことかね。出血に可愛いって感情抱くなんて思ってなかったな…感性は奥深い…。
けど全部を可愛くするんじゃなくてゴキブリとか食人はポップに描くくせに妖精とか本来ポップなものはごついそのあべこべな感じもこの世界観にいい味出してる。

色彩が可愛すぎ。
海外映画多いけどこういうカラフルな色で統一された部屋どこにあんの？可愛すぎでしょこんなの。
ピンクと紫の組み合わせ本当に可愛いし、そこに住んでる住人が男の人なのがまたいい。こういうのってだいたい可愛い女の子が住んでるじゃん。恋する男の人が住んでるの素敵。そして女の子の緑とオレンジね、あれ人参か。可愛いな(語彙力)。

あと外国人の見分けつかなかったんですけどフランス人の顔の特徴は少しずつ分かってきたかも。正統派！マネキン！みたいなイケメンじゃなくて、けど凄い中毒性のあるイケメンって感じ。サブカル女が好きそうな顔。女性陣も然り。ハマりそう。