しょーん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのしょーんのレビュー・感想・評価

3.5
人気の落ちたテレビ俳優リックは、映画スターに転身して再起を図る。そんな彼の付き人をつとめるのはスタントマンのクリフ。ある日、有名映画監督とその妻が隣人として転居してきたことをきっかけに、リックはイタリアでの映画出演を決意する。

予習が必須〜!映画の中で描かれたことではなく、観客が元から持っている知識を伏線として、初めて機能するクライマックス。必要なのは「シャロン・テート殺害事件」とその日付である1969年8月9日。フィクションとリアルを織り交ぜながら、その日が近づいてくる。言ってしまえばそれまではタメだから、何が目的で何が起こっているのかが分かりにくい。前半は少し置いてけぼりになっちゃった。だけど、主演二人のバディ感や日常は心地いいし、演技に見惚れてしまう。ストーリーを追うタイプの映画ではないのかも。

監督の映画好きとしてのこだわりやユーモアも魅力。

はちゃめちゃラストは必見。
しょーん

しょーん