りんごあめり

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのりんごあめりのレビュー・感想・評価

4.3
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの二大スターの共演が実現した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(以下ワンハリ)。一時期はあれほど恋い焦がれていたのに、レオ様の出演作を観るのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』以来になっていた。

そんな“レオ様愛”を復活させてくれたのは、言うまでもなく“タラちゃん”ことクエンティン・タランティーノ監督。タランティーノ監督作品って苦手なので、全然通ってこなかったけど、この作品は大丈夫…というか、かなり好きで今年のトップ5に入りそうな勢い!これまで観てこなかったことを後悔さえする。

3時間近くあるのにその長さを感じさせない。ちょっと長めのやりとりや台詞も深い愛情を持って見ていられるし、「この人、本当に映画好きなんだな」と伝わってくる要素が随所にあって、その思いを共有できる喜びがある。多くの映画作品に触れてきた人ほどこの喜びを感じられる作品なんじゃないだろうか。

個人的に、悔しがって泣いたり怒鳴ったり暴れたり(!?)、それでも必死に頑張っている子供みたいなレオ様が可愛くて愛おしくて…そんな彼を兄か父親(または妻)のように広い心で包み込むブラピが素敵すぎてときめくばかり。そんなブラピもやっぱり最後は超かっこいい!と締めて見届けることができましたとさ。

タラちゃんとレオ様が登場した記者会見で、どこかの記者が「この映画では奇跡が起きますが…」と前置きで話していて、「へーそういう話なの〜」って思い込んで観たらそんな感じでもなく、でもまぁ、それを1つとしてカウントすると、レオ様とブラピの共演の奇跡、ほとんど消えていたレオ様への愛が復活した奇跡と3つの奇跡を私に提供してくれました!それにはもう感謝しかないのです。

2019年9月観賞
りんごあめり

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