映画好きで、60年代の洋楽が好きで、あの時代のファッションが好きな自分には全ての要素で満足出来ました。
シャロン・テートが出て来ると言うことはラストであのおぞましい事件が…と構えていたら、まさかのハッピーエンドに!
とは言え、まだ別のマンソンファミリーがポランスキー家を狙っているとも取れるアングルで…
けれどエンドロールでリックがCMに出演していることから彼等は無事だったと分かるオチですね。
トリュフォーの名作「アメリカの夜」と同じく【映画の中の映画】と言う二重構造になっているのも映画を愛する人にとってはたまらない作品になっています。
スティーヴ・マックウィーンやブルース・リーなど当時のスター達があの時代にスクリーンの外ではこんな風に生きていたのかも、と思わせてくれるシーンも大好きです。
これはタランティーノが映画と銀幕のスター達に送った最高の賛辞であり、ラブレターなのです。