KC

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのKCのレビュー・感想・評価

4.0
まずこの映画を見る前にシャロンテートとヒッピー文化について調べて欲しいです。最悪シャロンテートだけでもいいです。このことを知ってる知らないだけでこの映画の面白さが変わってきます。

161分とは思えないほどずっと楽しく見ることが出来ました。大きな展開は最後らへんだけで基本落ち着いてる映画で退屈に感じる人もいると思いますが、それはリックダルトンという俳優の生き方をしっかり描いているからだと思いました。俳優も意外と起伏のある生活してるわけではないよと言われてるような気がしました。
ですがその中でもデカプリオの泣く、悔しがる場面の滑稽さは笑ってしまいます。個人的に子役とのやり取りで泣くシーンがとても良かったです。またプラピは渋くてカッコよかったです。泣くデカプリオを慰めるプラピは最高でした。
そしてマーゴットロビー演じるシャロンテートも最高でした。この人はデカプリオ、プラピほどキャラが強いわけではなかったですが、それは実際いた人物であったため忠実に描くのを再現してるのかなって思いました。予告でもある映画館で自分が出てる映画を見るシーンは見てるこちら側も幸せになると同時に、こんなにも純粋に映画を楽しんでいる未来ある女優さんが殺されてしまった事実があることを思い出してしまい泣いてしまいました。

最後の10分超はさすがタランティーノです笑笑。テイストが急に変わり過ぎて笑ってしまいます。ぜひ下調べして見て下さい!
KC

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