歪み真珠

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの歪み真珠のレビュー・感想・評価

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「愛にできることはまだあるかい」
from タランティーノ

タランティーノ監督の作品、素敵な八人組と三文ゴシップしか見たことがないのですが、途中でうとうとしてくるのはもはや様式美ってことで納得しています。三文ゴシップの方はユマ・サーマンとマリア・デ・メディロスと好みの(しかも方向性の違う)美女が二人も出てきたのであんまり眠くなることもなかったんですがね…
それと彼の作品はたぶんソファでごろりんごろりんしながらビールをあけてサラミでもつまみながら怠惰に見る方が合ってる気がする。でもね、満員の映画館でタランティーノ監督のファンとおぼしき人たちが暗闇の中でクスクス笑う声を聞きながら映画を見るのもまた楽しいんですよね~悩ましい。この両方の願いを叶える映画館ってないのかしら。

ハウスジャックビルトのおかげで女性が男性の運転する車にヒッチハイクするというシチュエーションに恐怖を感じる体になってしまったけれど、こんな太陽がまぶしい空気の澄んだLAではそんな気配は一ミリもなくて安心した。なんなら舐めてあげようかという話になるほど陽性だったわけで。

フォローしている方々が「シャロン・テート事件」のことなんて知らんよ…としょんぼりした感想をあげてくれていたおかげでちゃんと予習できました。ありがとうございます。