MasahideYoshida

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのMasahideYoshidaのレビュー・感想・評価

3.3
2019年公開
監督 : クエンティン・タランティーノ
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落ち目のTVスターと彼専属のスタントマンの二人が、60年代LAで紆余曲折しながら生きていくお話。

事実は小説より奇なり、にさらなる小説をかぶせたような物語。たぶんこれは監督のあこがれの時代の投影と、その時はわからなかった人間の哀しさを知った今だからできる「あえてそこに、それでも希望をかぶせた」おとぎ話なんだと思います。主人公の二人には最終的には「こうあってほしかったぜ!」という行動をとらせているわけで。

しかし相変わらず難しい映画を撮る監督であります。拾えない小ネタが多い人にとっては眠くなることこの上なし。最後はタランティーノワールドがさく裂するので、血が苦手な人はお気をつけください汗