こと

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのことのレビュー・感想・評価

4.4
あっという間の2時間半


60年代カルチャーと言い、
役者たちと言い、
話の展開と言い、


全てがハマって
久しぶりにスクリーンに釘付けで
興奮しました。


タランティーノ作品はあまり観ている方ではないですが、
その中でもダントツで好きです。

音楽もファッションも、
少し暴力的なところも。

でも、やっぱり主演の2人の力は大きい!

ディカプリオの落ちぶれた俳優が
まぁ〜似合うこと!

酒浸りな自分に嫌気がさして、
自分で自分を責めるシーンなんて
迫力を感じる演技なのにどこか可笑しくて
笑ってしまう。

そんな俳優を支える役どころに、
ブラピというのもまた豪華だし
2人の掛け合いが素晴らしい。

こんな大物俳優2人が演じてるという
背景があるから感じる面白さだったり、
楽しさなのかもしれないが、
それにしても良かった。

もちろん、俳優陣のみならず
物語も捻られていて好きでした。

60年代、当時サブカルチャー
(もはや大衆とも言えるのか?)だった
ヒッピー文化を、
否定的な視点から表現する映画は
少ないように思えるのですが、
あえてそのラブ&ピース文化を
メインに捉えず、むしろ否定的な視点から
描いてるところが新鮮でした。


また、本作に絡んでくると聞いていた
「シャロンテート事件」も、
まさかこういう風に扱われるとは
予想していなかったので、
ラストに驚かされました。


ロス旅行で訪れたパラマウントの
スタジオが一瞬出てきたのにもビビッと
きましたね。
やっぱり行ったことある場所が出てくると
興奮しちゃいますよね

個人的には、パルプフィクションより
好きでした!

ラスト30分のドタバタ加減とか
笑いが出てしまうブラックさですが笑


さ〜次の劇場鑑賞はいよいよjokerかな
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