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クリード 炎の宿敵のぉゅのレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.0
2023年 鑑賞 23-116-22
BS松竹東急 銀座よる8シネマ(吹替) にて
「トランスフォーマー/ビースト覚醒」等のスティーヴン・ケイプル・ジュニア監督 × シルヴェスター・スタローン脚本による、かつてのボクシング世界ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードの遺児アドニスことドニー(マイケル・B・ジョーダンさん)は、亡き父の親友ロッキー(シルヴェスター・スタローンさん)の指導の下で新王者となった。一方、アポロの命を奪ったロシア人ボクサーのイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレンさん)はロッキーとの試合に敗れた後、息子ヴィクター(フロリアン・ムンテアヌさん)を最強の戦士に鍛え上げ、ロッキーたちへの復讐の機会を伺っていた、ロッキー/クリードシリーズの第8作目で、クリードシリーズの第2作目。

ー ロッキー&クリードシリーズ集中鑑賞 親子の復讐&師弟の代理戦争篇ー
「ウクライナ キエフ」ってテロップが今ではレアな存在に!たった5年なのに... ウクライナの町並みが今ではないし、キエフともう呼べない社会情勢.,, 当時では感じれない気持ちだ... 早く戦争が終わり、早く復興出来る日が訪れますように。

ドラゴ親子の動きと今作でもテロップの出し方エモい!、ビアンカ(テッサ・トンプソンさん)の気持ちとドニーが世界ヘビー級の王者決定戦へ進む、ロッキーの復活!、ビアンカの耳がっ!、雪の降る動物園でのプロポーズ!あのシーンだぁ!、ドニーのプロポーズ練習が可愛い!、ドニーのプロポーズとビアンカの「何て言ったの?」、「結婚してくれ」「もう もう フフフッ」、ロッキーも結婚は2作目だったしね!、トニーことリトル・デューク(ウッド・ハリスさん)の動き、冷蔵庫とロッキー&エイドリアンの写真、お墓の前でのロッキーの対話、あのサンドイッチ屋とエイドリアンズ、ロッキーはイワン・ドラゴと、ドニー&ビアンカはヴィクターと、売名行為とイラ立つドニーと冷静なロッキーと過去の話、サンドバッグを持つロッキーと打ち込むドニーのシーンいいっ!、ドニーとリトル・デュークの会話、挑戦を受けたいと言うドニーと過去の経験から止めるロッキー「あの晩ドラゴと闘う筈だったのは俺の方だったんだ タオルを投げることもできたがそうしなかった その罪は消えない」、「失う物がない奴は危険な野獣だ!」、「俺が負けるって? じゃあそういうお前は賢いのかよ!」、「俺はあんたがいなくても闘う」「なら一人でやれっ!」

「一緒にいてやってる」とか「いてやってる」って言うドニーが私は拒絶したい!別にロッキーを立てろとは言わないし、ロッキー贔屓で言ってるんじゃない!言い方や敬意が足りなくらい沸騰しているのがよぉく分かる言動と彼の表情、ドニーの義母メアリー(フィリシア・ラシャドさん)の察し... やっぱりドニーの今の状況分かっているんだね!塩を欲する?艶のある髪?... そっちかーい!、「闘いたいなら闘えばいい 私のは許可はいらない ロッキーは反対なのに」やっぱりメアリーは察してた!さすがです!頭が下がります!、父も母も関係ないドニーの選択とは?今は子どもの遺伝の問題、自分のように子どもが寂しがるような結果にしない為の問題とチャンプとしての重圧を感じられるのか?

ドニーとリトル・デュークが手を組み... 世代を超えた挑戦... 、やっぱりな会見(前作もそうだったもんね)、案の定の試合運び... イラ立ちから自分のファイトスタイルを見失ったドニーと折られた肋骨、意外にもヴィクターが父イワンから責められる展開に 挙句女性に振られたことまで引っ張り出してくる 父の洗脳と服従されている感が拭えない... 、強情とプライドと怒りと退くに退けない感情のドニーとテレビを観ているロッキーの「やめさせろ!」という声、レフリーの「そこまで」の後のヴィクターの重い一発、そして...

“ロッキーはあなたを愛していた 私が付いてる”
相手の反則で王者のままだが... ドニーは... やっぱり強情!、ドニーの暗闇とビアンカの不安感、父を追い出した人たちとイワンの元妻とヴィクターのイラ立ち、ロッキーに届いたメアリーからの手紙とある写真、アポロのトロフィーの数々とロッキー&ドニーの会話、幸せとは?ロッキーは同じ状況で冷静な判断が出来たのか?孫や息子との関係や距離感の話「お前には俺と同じ過ちを犯して欲しくないんだ」、ロッキーとドニーの雪解けとあいつの側にいる仕事、父親としての覚悟と子育て奮闘中、サンドバッグ叩くドニーと子どもの表情とドニーの心の吐露と寝転んだシーン最高!、ドニーのある覚悟

舞台はロシア(アウェー)、「物事をデッカく変えたかったらお前自身が変わらないとな」、あのトレーニングシーンの過酷さとドニーにとっての唯一のオアシス、ロードで転ぶドニーと車で鼓舞し続けるロッキーとドニーのはあの映像で立ちあがる!
試合でのドニーの入場シーンがエモい!、同じリング状にロッキーとイアン・ドラゴが!えっ!30年以上振り?、今回も家族愛の物語だ!、ロッキーの助言した後のラウンドではドニーが強くなり、イワンの言葉でヴィクターも強くなった、クリードが倒れた時は妻や母の方角を見て立ち上がる、ヴィクターも●の席を見て立ち上がれないが、あの人の「立つんだ」で奮起し立ち上がる、そして、あの人のある行動で... ドバァーって一気に来た!、駆け寄るビアンカとリングサイドのシーンはホロっと来る、ロッキーとの●ー●●チも最高!「お前の時代だ」、ロッキーの背中とリング上、ある人のお墓と報告とロッキーのある行動... やっぱり家族愛だ!
前作がロッキーの1作目のリブート的側面があったように感じた。今作ももちろんロッキーのレストラン「エイドリアンズ」が登場している(ファイナル)し、結婚と子どもの誕生(ロッキー2)、一度破れてからの再戦(ロッキー3)、クリード vs ドラゴ & ロッキーとドラゴ(ロッキー4)、路上で倒れ フラッシュバックで立ち上がる(ロッキー5)とロッキーシリーズを彷彿するシーンも詰まった作品でもあったように感じた!

前作以上の家族愛が詰まった作品。下から上がる前作、上がった所から一気に下がり、再び上がった今作、どちらも最高だった!父がドニーの中にいて、クリード家の怨念を晴らそうとしたイラちで瞬間湯沸かし器だったドニーは死んだ!ロッキーのおかげで蘇ったドニーは父になり覚醒し、家族たちがドニーの中に!、一方のヴィクターもドラゴ家の復讐のために鍛えられた野獣だったが、本当は家族を一番想っていたのがヴィクターだった!それに試合終盤に気づいたイワン、これに気づけなかったのが一番の敗因だったのではと思った第2作目。ちょっとハードル上げて観てしまったと後悔したが、やっぱり最後は掴まれまくりだった!ラストの展開も最高だった!まさに家族愛!

「お前はアメリカの英雄 だが俺はロシアの恥さらしだ! あの夜で全てが変わった」「俺たちの試合は大昔の話だ」「俺には昨日だ」

「だから自分に聞くんだ! 大事なモノは何か? 前にも聞いたよな?お前は何のために闘う?」「前は親父が俺の中にいた でも声が聞こえなくなったんだ あの俺をリングに呼ぶ声が」

「好きな事をやらなかったら死んだも同然だ 息すら出来なくなる 奴と決着をつけなきゃ前に進めないんだ」「負けたら許さない!」

「名前は何だ?」「クリードだっ!」

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