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クリード 炎の宿敵のseiitaishogunのレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.0
前作以上にロッキー<クリードにフォーカスして、チャンピオンに成った彼の人生を掘り下げて描いていた印象。紛れもなく「クリードⅡ」である。
それでもロッキーが画面に映ると安心感がある。前作でガンになってたので元気になったようでよかった…。
序盤〜中盤にかけて、映画の時間配分的に少し展開が読めてしまうが、むしろそこからの苦悩がアツイので良し。
そして映画終盤になって気づいた。あれ、まだ「あの曲」一度も流れてないな…と。今回はそういうのやらないのかな…と一瞬思ったけど期待を裏切らない、一番良いところで流れます。ご安心を。

試合の登場演出とかがめちゃめちゃ現代風で時代を感じた。あとテッサ・トンプソンの歌すごい。
今回のライバルのヴィクターもヒール的な描かれ方をされてはいるが、両親に振り回され、勝つことでしか見てもらえない切なさもあって最後はグッときた。

スポ根ものの純粋で邪気のないカタルシスと見終わった後のポジティブな気持ちよさがこのシリーズの良いところだと思う。
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