イチロー51

武蔵-むさし-のイチロー51のレビュー・感想・評価

武蔵-むさし-(2019年製作の映画)
2.8
剣豪として名をはせた宮本武蔵を題材にした時代劇。
巌流島の決闘で知られる武蔵と彼を取り巻く人々の物語が史実に基づいたオリジナルストーリーで描かれる。
出演は、細田善彦、目黒祐樹、松平健、水野真紀。

史実に基づいたオリジナルストーリーという事でしたが、吉川英治の武蔵(1930年)とは、一味も二味も違っていました。
三上監督は自分なりの武蔵のイメージを表現したのだと思うので、それはそれで良いと思います。
そもそも、史実など誰も本当の事は分からないのですからね。
「宮本武蔵は決闘に遅れていない、”巌流島” は ”舟島” ですし、佐々木小次郎の名前は本当のところは分かっていない、小次郎はこの時70歳だった説、本当だとしたら当時相当のご老人、”燕返し”は後ずけ」等など言ったらキリが無い。

可也酷い作品も有りますが、時代劇とは、その時描く監督が、自分の思いを作品にすれば良いのでしょう。