チェイニー元副大統領の実話を基にした、政治モノ作品。
シネコンが複数ある都市で、なぜミニシアターでの上映だったのか…とても不思議だったが、合点がいった。一方で、事実を歪曲していると噂の、東日本大震災時の福島第一原発での出来事を題材にした FUKUSHIMA50 は、シネコンで大々的に上映されている点からみても、事実はなるべく隠し、こうした文化的なものを通して意図的に政治的な洗脳をしようという目論見が透けて見える。
バイス自体は、媚びておらず、とてもよい作品だったし、当時日本にいては知ることのできなかった事実がわかり、政治というものに対し、考えさせられるものがあった。事実として起きたことが、果たして正解だったのか否かは、誰にもわからないが…。(多角的な観点から見れば、正解でもあるし、不正解でもある。)