面白かった
(と言ったら怒られそうだけど…やっぱり面白かった)
内容は呪われた人形が生きていて、悪さをするというやつです。
人形大好きB専ホラー監督恐るべし!
もう、この監督の作品見るときは、B級感丸出しを楽しんでしまえばいいと分かってしまったので、今回はどこまでヘボい演出をしてくれるのか期待してましたが、まあまあ期待にこたえてくれました。
このテクノロジーの時代にCGも、ストップモーションも一切使わず、ローテクだけで演出するこだわり、お金をかけてないような演出は、その手があつたのかと頭が下がります。
人形の造形は怖いですけど、演出はあんまり恐くないのでビビリな僕でも安心して見れました。
人間ドラマ的要素もあって、人に信じてもらえない神経衰弱的な怖さも好きです。
ヘボい演出だけど決して下手な演出じゃない(と言い張りたい)、音楽とか雰囲気の出し方とか結構うまいんです。
今回のストーリーは意外とまともなので、分かりやすいです。
多分頑張れば高校生くらいでも撮れそうな演出ですし、美少女もセクシー場面もないし、ストーリーも平凡なのに、何故か最後まで見てしまうのは、隠れた魅力があるのかもしれません。
前半は人形目線のカメラワークだけで人形が生きているように見せる手法で、全く動いている人形を見せないという斬新(手抜き?)さは流石です。
最後は、ちゃんとオチがあるので、もしもっとまともな監督が演出したら、もっと凄い作品になっていたのかもしれませんね。
人形の悪さする理由も今回はちゃんと説明してくれてます。
面白いと面白くないのギリギリの線で攻めるこのB専監督に、もう目が離せません。
GYAOさん続編もちゃんと出してくれるかな?期待してます!
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