混沌

生きてるだけで、愛。の混沌のレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
4.0
ここまで表現できてしまうんだ。他人の言葉が凶器のように迫って耳をつんざく感じも、自分を自分ですらコントロールできずに自我を失ってしまうところも、頭では理解できているのにそれを何も体現できないところも。趣里さんの演技力がおそろしい。
PCを会社の外に放り投げるシーンと、服を脱ぎながら全速力で町を駆け抜けるシーンが最高に気持ちいい。どんな人でも精神病になる可能性はあるし、普通の顔して生きてる人もどこかそんな側面を抱えながら生活していたりする。わたしたち、生きてるだけで、ね。
混沌

混沌