テリー微糖

旅するダンボールのテリー微糖のレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
5.0
観るか迷ってる人は
観るべし!
この作品の存在を知っちゃった人も
観るべし!

「ホドロフスキーのDUNE」みたいに
観終わってから
フツフツと生きる気力が出てくる
傑作ドキュメンタリーでした!

マッドマックスの
爆音映画祭上映の後で
ちょうど観られたので

面白そうだなぁという
漠然とした嗅覚を頼りに鑑賞
(もちろん、知識ゼロで)

どエライ傑作を拾いました!

鑑賞が終わって
劇場の外に出ると
街の風景が違って見える

そんな体験をさせてくれる
新たな価値観が生まれると思います

観られる人は
ゼッタイに観た方が良いです!

まず、今作の主人公である
島津さんのキャラクターが凄い!

良い意味で「ヘンタイ」!
偏愛が過ぎる!

ちょっと極端な例えですが
「ホドロフスキーのDUNE」という
ドキュメンタリー映画に出てきた
アレハンドロ・ホドロフスキーに
相通ずる類のキャラクターかなと…

ホドロフスキーみたいな
破天荒さは無いんだけど
偏愛さが過ぎる人独特の
チャーミングさでいえば
彼に近いと思います!

彼は、捨てられた段ボールを拾って
あるモノを作る活動をしているのですが
その活動が
段ボールそのものや
段ボールを作る人への
敬愛に満ちていて感動でした

そして、段ボールへの
既存の固定観念が取っ払われる
「アハ体験!」的な感動を
提供してくれる作品でした!

「アップサイクル」という
発想を知ったことで
なにか人生に対する考え方が
変わりそうな予感がします!

生きることに
少しだけど前向きになれた
気がします
テリー微糖

テリー微糖