旅するダンボールの作品情報・感想・評価

旅するダンボール2018年製作の映画)

上映日:2018年12月07日

製作国:

上映時間:91分

あらすじ

「旅するダンボール」に投稿された感想・評価

ぷに

ぷにの感想・評価

4.5
きゃああああ
バカがいるよ大バカが(もちろん良い意味で)

ダンボールで財布を作るという発想が凄い
その活動を広めていくというのはもっと凄い
そう。。。変人と異才は紙一重なのです。

やっぱり何かを成し遂げる人は
凡人と同じ発想をしていてはダメなんだろうな。

地球が丸いなんて最初誰が信じましたか?
MacよりWindowsがメジャーになっていくなんて
誰が思っていましたか?

つまりはそういうことなんだ。

よし!自分もダンボールで紙幣作りに挑戦してみます。
諭吉さん何枚も作ってやるんだからねっ(´・ω・`)



しかしダンボールへの愛が半端ないな。
そんな私もスーパーへ行くとダンボール集めています。
Amazonさんから荷物送られてきた箱もとっています。

・・・オークション発送のためにですけどね(猛爆)



こういう掘り出し物な映画に巡り合うのもまた一興



2018.12.13
イオンシネマ大宮

2018年267本目
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
段ボールの印刷デザインを活かしてアップサイクルをする島津氏の活動。彼一人で形にしてしまう完結性…効果絶大なワークショップやプロジェクトが素晴らし過ぎて映画を見ているだけでも豊かで優しい気持ちになれる。

このレビューはネタバレを含みます

島津さんのダンボール愛が半端ない!
普通、100倍の難関を通過して有名広告代理店(多分電通?)に入社なんかしちゃったら、それこそ功名心に燃え、ダンボールのことなんか何処へやら、ですよね。
しかも受験動機も教授から「一度は就職して外の世界を見なさい」の言葉に従って3年間の勤務を決め、当初の信念通りに退職したことを知り、更に「うそぉ〜何で勿体ない」の世界。。
先ずは彼の気持ちのブレなさ加減に驚く反面、うがった大人の私はその発言の綻びを何処かに見つけようとあのテこの手で観察する。のだけれど…何処にも見つからないどころか、ダンボールを完全に擬人化している邪気のないその姿に、私の汚れた心がどんどん浄化され、引き寄せられて行く展開に。。

だって、インドの強い日差しに晒されたからであろう、とその表面の傷みに思いを馳せたり、出会うまでに引きずられて付いたのであろう、と底面の傷を愛おしそうに撫でてみたり、生まれたばかりのダンボールに〝ダンボールは温かい…〟と呟いてみたり。およそ私のおつむの引き出しにない感性に次々やられっ放しなのだ。
と同時に、そんな姿を見るうちに何故か唐突に、鉄腕アトムを再生させ、人間としての側面を持たせたお茶の水博士に島津さんを重ね始め(私もかなり唐突…😅)「真のクリエイターは人が完全に見過ごすものの中にそのポテンシャルを見出し、創造の探究が出来る人を言うんだ…」と得心。ていうか、ダンボール愛を語るこの人のエネルギーはまさに無限大で、側にいてその話を耳にするだけで心の底が清められる気持ち良さに浸れ、まさに幸せオーラに包まれる感覚になるのだから凄いったらありゃしない。

ちなみに私は小豆(あんこ)が大大大好きで、丹波産と十勝産の味の違いの本質を見極めたいなと薄ぼんやり考えたことはあるので、島津さんの一目惚れダンボールのルーツ探し(その制作過程と生みの親を見つける旅)に出かける気持ちにも心から共感出来た。
しかしあれこれ想像を膨らませていたロゴとキャラクターデザインをされた方はどうやら認知症を患っており、当時の記憶がまるでないご様子。その傍に座る奥さんが、せめて5年前にお会い出来ていたら、と申し訳なさそうに語るばかり。
当の老デザイナーも、島津さんが遠慮がちにする作成時の質問に対し腕を組み、あるいは解いて降ろした右手がグーのまま震えていたりと、明らかに不安や緊張、怯えが見て取れてで。
しかし島津さんからプレゼントとして差し出された可愛いロゴが反映されたダンボール製長財布には緊張顔が笑顔に変わり、隣に座る奥さんに至ってはその存在に号泣されてこちらまで思わずもらい泣き。

最後のオマケは鑑賞の帰り道。入場の際には受け取ったダンボールに若干困惑していた私なのに、いつしか胸に抱えて家路を急ぐ姿はまさにプチ島津さん状態。その姿の自分に自分が苦笑い。そして再びほっこり気分を再熱させてしまった😭
morimoto

morimotoの感想・評価

4.1

これまでただの産業廃棄物でしかなかったダンボールへの価値観が180度大きく変わりました。
バカと天才は紙一重ですね。

このレビューはネタバレを含みます

多分今年見た中で一番平和な内容の映画だったのでは。
世界中の段ボールを集めて財布を作るアーティスト島津のひたすら自由で明るい生き様が気持ちいい。

興味があることにはのめり込むけど興味がないことはとことん興味がない。だからpotatoをポタトなんて読んでしまう笑

彼の過去、現在、未来を描き、彼の作るもの、行動に惹かれる人達、癒される人達の表情をしっかり捉えているのが素晴らしかった。ずっと段ボールを作り続けてきた老人たちが島津の作品を見て涙を流すのが感動的。

ただやっぱ段ボールを収集しようとは思わないな笑
ビニール袋さえなるべくためないようにしてるのに。

あと外国人がずっとナレーションしてたのは何でだろう。そんなに海外に売り込みたいのか。
ダンボールアーティストの島津冬樹さん以外の人(元同僚や元上司など)のお話に変な冷や汗をかきながらも、腹を抱えて笑いそうになった場面がある。

島津さんと同世代の出荷箱製造会社に勤める若手職員さんが、出来たばかりの出荷箱を島津さんに手渡した瞬間に見せた顔(これの何がお前をそんなにときめかせるの!?)が最高に笑えた。

うちの母ちゃんがよく言う言葉を思い出した。

好きこそ物の上手なれ。

p.s.

社会貢献できる人に僕は憧れる。
AktTtsya

AktTtsyaの感想・評価

3.8
私たちは価値のないものから、どう価値を見出すか

好きこそ物の上手なれというか、
情熱をもって突き詰めること、そうすることで道は開け、人は引き寄せられるのかもしれない

考えさせられた映画
はち

はちの感想・評価

4.0
段ボールに対する熱意が凄い!
段ボールとワークショップに今までなんの興味も持ってなかったけど、ちょっと気になってきた。

あと、映画館で例の段ボール(小)をもらったんだけど、バッグに入らず、そのあとの買い物でリアル島津さんみたいになったw
2018/12/11 新宿ピカデリー a 来場特典:ダンボール
ダンボールに宿る労働(生産)と生活(消費)の記憶を愛し
新たな価値を与え、伝える
ゴミだと思っていたものがお財布に
視点や思考を変えると新たな価値(幸せ)が生まれる
作品を作ることだけでなく、ダンボールの生産者に作品を戻すことで
労働・日常・当たり前 の中にある 一工夫で再生・特別 を伝える
他者からの思いもかけない角度からの評価は
それまでの労働・日常の苦労や思い出を乱反射して
当たり前だったことが幸せだったことに気付かせてくれる
ワークショップでの工作活動も同様に、
参加者はダンボールからリサイクルした財布というモノだけでなく、
些細なモノやコトに宿る幸せの種を見出す力を得る
魔法のように人々の心に幸せを点す活動自体がアート
いや、むしろアートを超えた魔法
映画としての見せ方もオシャレ 大好き
観るか迷ってる人は
観るべし!
この作品の存在を知っちゃった人も
観るべし!

「ホドロフスキーのDUNE」みたいに
観終わってから
フツフツと生きる気力が出てくる
傑作ドキュメンタリーでした!

マッドマックスの
爆音映画祭上映の後で
ちょうど観られたので

面白そうだなぁという
漠然とした嗅覚を頼りに鑑賞
(もちろん、知識ゼロで)

どエライ傑作を拾いました!

鑑賞が終わって
劇場の外に出ると
街の風景が違って見える

そんな体験をさせてくれる
新たな価値観が生まれると思います

観られる人は
ゼッタイに観た方が良いです!

まず、今作の主人公である
島津さんのキャラクターが凄い!

良い意味で「ヘンタイ」!
偏愛が過ぎる!

ちょっと極端な例えですが
「ホドロフスキーのDUNE」という
ドキュメンタリー映画に出てきた
アレハンドロ・ホドロフスキーに
相通ずる類のキャラクターかなと…

ホドロフスキーみたいな
破天荒さは無いんだけど
偏愛さが過ぎる人独特の
チャーミングさでいえば
彼に近いと思います!

彼は、捨てられた段ボールを拾って
あるモノを作る活動をしているのですが
その活動が
段ボールそのものや
段ボールを作る人への
敬愛に満ちていて感動でした

そして、段ボールへの
既存の固定観念が取っ払われる
「アハ体験!」的な感動を
提供してくれる作品でした!

「アップサイクル」という
発想を知ったことで
なにか人生に対する考え方が
変わりそうな予感がします!

生きることに
少しだけど前向きになれた
気がします