はたむ

愛しのアイリーンのはたむのネタバレレビュー・内容・結末

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

吉田恵輔作品は基本的に大好物です

人間の嫌な感じをこれでもかと見られて気持ち良い一方、
それでも嫌いになれない可愛げが気持ち悪い....、
見終わった後の何とも整理出来ない感情を含めて、大好きです。

エンディングとの相性も最高です。今作は特に。
「純喫茶磯辺」の次くらいに好きです。

ちょっとだけ原作を読んだのですが、アイリーンの再現力が半端ないです。
ナッツさんすごい。
岩男が若干弱くなっていますが、あのまま実写化すると、完全に暴力担ってしまいますね。安田顕さんはハマっていました。
ババアのクレイジー感もよかったです。田中要次さんのコーディネーターにいそうな感じもよかった。古賀シュウさんも田舎にいそう。
「ヒメアノール」の原作キャラ再現力も非常に高かったですが、今作も負けていません。

最後、岩男の声で「愛しているぞ」って聞こえるのですが、
ちょっと余計だなと思いましたね。
「麦子さん」の最後の方、通帳を見ながらお母さんの声が聞こえてくるところも余計だな...と思ったことを思い出しました。
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