愛しのアイリーンの作品情報・感想・評価・動画配信

「愛しのアイリーン」に投稿された感想・評価

unO

unOの感想・評価

3.5
田舎の農村で認知症が進み会話の通じない父と自身を溺愛する母を両親に持ち、42歳独身でパチンコ店に勤務する宍戸岩男が、母からのプレッシャーや同僚の吉岡愛子への失恋を経て自暴自棄になり、300万円を費やして国際結婚斡旋会社を通してフィリピン人のアイリーンと結婚をすることで起こる騒動を描いた吉田恵輔監督作品です。

「バブリーな恋愛ものにうつつをぬかす奴らにテッテー的に嫌がらせ」「出てくるもの全部を否定して、それでも否定できないことが描いてるうちに出てきたらそれを信頼する」という想いで執筆された新井英樹の同名漫画を愛する吉田監督が作り上げた、破壊的なラブ・ストーリーです。

人身売買に近い外国人妻というセンシティブな題材を扱う物語で、社会問題へ対峙というより目的のための露悪の側面が強いですが、それでももはや差別はその属性同士の関係性から「妻と夫」のような私的なものへ更新せねば解決しえない事を描いていて芯を食ってます。そうしてボロボロになりむきだしになって尚残る何かこそ…ッ!と訴えかける、原作漫画の熱力に負けないパワフルな一作です。
tyapioka

tyapiokaの感想・評価

3.2
演技が過剰な人が多かった印象。母ちゃんの演技は過剰だが、魅せる。相変わらずの嫌な空気はある。口紅を塗ってあげる優しさからのゴミ箱へ捨てるナチュラルな差別。田舎の嫌さと人種間の嫌さと売春の嫌さのミックス。そのなかでもアイリーンと距離が近づき、キスするのはよかった。そういう光るシーンはある。中盤からはやっと待っていた展開が訪れ、不幸の中のカタルシスへ物語が進むかと思いきや割とゆるやか。全編に漂うエロスのおかげで何とか見通せるが、ごちゃごちゃした印象。エンタメよりドラマ寄りのため、純粋な面白さという点は低い。感情の置き場所がよくわからくなるラストはいい意味でモヤモヤする。木にアイリーンの名前が掘ってあったのは「お」となるものの、性欲のかたまりみたいな男の賢者タイム奇行に思えなくもない。愛情が必ずしもプラスに働くとは限らないということをわからせてくれる物語だった。
Gong

Gongの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2020.07.06
良い歳になってもボケた父親とお節介の母親と実家に住み、奥手なイワオ。
失恋を気に、貯金を使ってフィリピンで結婚をして戻ってくる。
死んだ父親。嫁になった明るいアイリーンとそれをよく思わない姑。
チグハグな会話が面白かった。
まっすぐな明るさのアイリーンはとても良い子で、見てて微笑ましい気持ちになる。
少しずつ本物の愛に変わっていく二人。夜道のキスシーンもよかった。
仲が深まっていく中、人を殺めてしまい、壊れていく。
祈るアイリーン。誤解するイワオ。パチンコ店の人妻と浮気。ヤクザに追い回される日々。
アイリーンがイワオに当られていて、すごくかわいそうに思った。
突然の事故死。
クソババアへ手紙を読み、国へ帰ろうとするアイリーン。
伏線の姥捨山。ババア帰ろう、というアイリーンと、涙する姑に感動した。
安田顕さんの「おまんこ」と、たまに出るモザイクには萎えて出さないやり方もあったでしょ!なんで思うけどよかった。

姑役の木野花さん、すごかったなぁ。
Haru22

Haru22の感想・評価

4.5
地獄におちていく様子がとにかく切なく、苦しくなった。
アイリーンがめちゃくちゃかわいい!
どんどんかわいくなる。
知ってる日本語を岩男と話しながら歩くシーンがとてもよかった。
健気なアイリーンの幸せを願わずにはいられなかった

自分がもし、岩男の近くにいたら
差別や偏見なく二人と関われただろうか?
人は金では買えない、買ってはいけない

かーちゃんの気持ちも痛いほど伝わった。
そして演技がすごかった…
自分の倫理観で言ったらみんな嫌い。でも憎めない。

ババァは間違ってる。でも気持ちはわかる。
アイリーンは健気。でも土足で勝手で腹が立つ。
岩男もヤクザものもあいこも加害者だけど被害者な気もする。

大阪弁のフィリピーナのことだけ純粋に愛せた。
いぬ

いぬの感想・評価

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クソババァーー!!!!!
ひたすらアイリーンか可哀想、、、健気すぎて見てて辛かった
り

りの感想・評価

3.5
血塗れになりながら「おまんこさせろー!」と叫ぶ安田顕…ひどい(笑)前半のぬるさは退屈だったけど心が通じ合うシーンは感動したし、ラストもよかった。

とにかくアイリーンが可愛い。無邪気で強かで。こっちは見てるだけでイライラするのに健気すぎて心が打たれる。

日本にきても“家族”を大切にする心が失われないアイリーン。対して、他所から来た嫁(家族)に当たり散らす古い日本の女。恥ずかしい…。
hamasty

hamastyの感想・評価

3.8
これはすごい…。
監督が吉田啓輔さんだし、
評価も高いから見てみたけど、
ある意味美しいと思える作品。

アイリーン役の人、
めっちゃ演技上手くない?
あの人の演技力があるから、
輝いてるシーンがいくつもあった。

安田顕の真骨頂の作品と言える。
好きな映画だけど、二度と見たくない
   
2018.10.7
始めはイライラしかなかったけど、後半涙が止まらんかった。感情をぐちゃぐちゃにされた映画
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