たぶん23

パンク侍、斬られて候のたぶん23のレビュー・感想・評価

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)
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原作を昨日読み終えて、これが驚異的に面白かったのに加えて、石井岳龍監督の『箱男』もタイミングよく続報が公開され始めたので、観るなら今だ!と思って観賞。

これは絶対、原作読んでからの方が面白いやつだ。世界観とかキャラ付けとか、いきなり映画で観たら乗り切れない感覚もあるだろうなと思った。

役者陣が見事にみんなハマり役、小説からそのまま出てきたみたい。
染谷将太と浅野忠信最高だった。
茶山のキャラ設定を変えたのは一番この映画版の好きなところかも。
北川景子は変な踊りも様になっちゃうのすごい。
なにより、この前市子でしみじみ魅せてた若葉竜也の振り幅がすごすぎて爆笑。目が離せない

ほとんど原作に忠実ながらも、ストーリーもいい感じにまとまってて楽しかった。
後半の急なハチャメチャ展開もCGで再現されてたけど、あそこは逆に実写なりの新しい要素を見てみたかったなと思ったり。

大臼をメタ的な存在として登場させる案には拍手したくなった!
永瀬正敏、猿になったり箱被ったり大変だ。
箱男がほんとうに楽しみ。公開までに監督の作品いろいろみてみよう