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スティルライフオブメモリーズのrのレビュー・感想・評価

3.8
初めて好きになった俳優さんが安藤政信でその安藤政信の作品+題材に惹かれて映画館で観たくて仕方なかった作品でした…が、叶わず。
忘れた頃にWOWOWにて放送されるということで録画して見ることが出来ました。

そして矢崎監督の作品はストロベリーショートケイクス振り。安藤政信が出ているからという理由で当時見ましたがとても大好きな作品です。


映画で見る写真集、というのかな。
女性陣皆さんの内に物凄く秘めているような体当たりの演技、女優魂を見ました。
安藤政信から醸し出されるあのカメラマンの雰囲気、最高でした。歴代でもかなり好きな安藤政信の演技を見ました。

葉っぱを加えてるシーンだけは謎。
手ブレのある映像が余計そうさせるのか悪く(?)言えばお金かかってない感じ。
最後の写真、モザイクかけなきゃいけないですよね…わかってはいるんですが私にはそれがとっても勿体無く感じました…卑猥なモノには見えない、芸術に感じたので。


好き嫌いが絶対に別れる作品ですよね。
私は決して芸術性豊かな人間ではないです。写真にも絵にも興味は無い。
それでも胎動や羊水を思わせる湖や輪廻転生を思わせる螺旋階段、産道なのかな?と思わせるトンネル…そんなものが何故か神秘的なものにも感じたし、女性器って何なんだろってふと思ったり…作品通して生と死を感じたり、この映画を見ていて何故だか心地が良かったです。

そして芸術性豊かでは無い女として登場人物達に思うのは芸術家とは絶対上手くやっていけないな…ともなるのです。芸術家達やアートを好む人の考えることはよく分からない!と…笑

YouTubeに初日舞台挨拶の映像があってそれもとても良かったです。
監督が映画の可能性を広めたいと言うように、私もこういう映画が増えたらいいなと思いました。
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