マルコヴィッチ

来るのマルコヴィッチのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.6
『お祓いエンターテイメント』

葬儀のため、田舎に戻った結婚前のカップル。そこで幼い頃行方不明になった女の子の話題となり、そこから不可思議な現象に苛まれる。マンションを買い夫婦として歩んで行ったころ不可思議な現象は自宅の近辺にも起こり始め…みたいな映画。



田舎のシーンから良い夫感を出しつつも全てを押し付けるような妻夫木聡が良い演技。

良い妻になろうと夫の指示に従う黒木花。

しかしその2人の近くには不気味さや出来事がジワリジワリときて良い感じ。

そして、岡田准一のオカルトライターが出てきて物語が動き始めて妻夫木が死んで。

妻夫木主人公だったんじゃないんかーい

情報を一切入れていなかったので良い裏切りだった。

そのあたりからそれぞれの登場人物の裏が見え始めてこれまた裏切られて面白い。

終盤に近づくに従って全国の霊能者達が集まり始めるところも面白く、沖縄の霊能者達がやられ、新幹線に乗った霊能者達が感じ取り別れて1人くらいは現場につけるだろみたいなシーンもカッコいい。

儀式のシーンもいろんな霊能者達がそれぞれ呪文など唱えていて、凄く見栄えがあるシーンでとても印象に残る。

グロいけど面白いホラー映画でした。