陽菜ひよこ

来るの陽菜ひよこのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
2.8
「アレ」が「来る」。

イクメンな主人公は妻と娘の3人で平和に過ごしていたが、「アレ」による怪奇現象に悩まされるようになる。「アレ」との対決はいつしか日本中の霊媒師を巻き込む大事となり...なストーリー。

見ながら、「あっそういえば私渇き苦手だったわ」ということを思い出した笑
これも合う合わないが激しい映画だと思う。

前パートの妻夫木視点は、見ているこっちがすごくイライラした。
妻夫木さんのああいうヘラヘラ?した感じの演技すごく好き。
前半パート最後の部屋で1人電話をとりながら留守電を聞くシーンは本当に怖くてゾッとした。
ホラー映画の割に心霊で怖いのはこの部分だけだったので、普通のホラーを求める人からしたら物足りなさそう。

中パートの黒木花視点が最高!!
どんどん壊れていく黒木花さんの演技。
特に盛り塩を壊すときの表情がたまらなくて、こんなにゾクゾクする演技をする人なんだと思った。
この時点で「アレ」よりも人間の方が怖くない?となっていた。

後パートからよくわからなかった。
気づいたらすごく話が壮大になっていて、なんか土台建設し始めるし、いろんな人集まってくるし。
なんだかんだで小松菜奈を守る松たか子のシーンは好きだった。

見終わった後に、「これ岡田准一と小松菜奈か!」ってなるぐらい溶け込んでて、特に小松菜奈ちゃんは色々と難しい役柄なのに演じきっていてすごいと思った。



色んな人が色んなものを抱えて、守るために戦ってるんだな。ということと、「アレ」との戦いを繋げられるほどの考察力は、私にはないのだった。
おしまい。