ここは退屈迎えに来てのhのレビュー・感想・評価

どこにでもある虚像と、誰にでも訪れる日常の先にある普通に全員がただ同じようにたどり着くだけってのは実感としてあるから共感しかなかった。何者かや漠然とした夢に打ちひしがれて、何者でもなくなっていって、そしてみんな誰かにとっての何者かになっていくんだなと本当に当然のことを描いてるなっていう印象。明確な意思や、確固たるものを持って生きてる人間ほど結果的にはその場所に近づけるし、最後のシーンは印象的だった。フジファブリックも最高。